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#78 連載で解説!GA4移行への準備【第1弾】UAと GA4の...

デジタルメディア情報 2022.07.26

こんにちは!そして初めまして!

7月からJOESUデジタルコミュニケーションズ所属となりました岡田です。

 

皆様、サポート終了まで1年を切った「Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス(以下UA))」とその後継サービス「Googleアナリティクス4(以下GA4)」についてご存じでしょうか。

以前の記事でもGA4の概要についてご紹介していますが、今回は連載企画(全3回)の

第1弾としてUAとGA4の具体的な違いについて解説いたします。

 

はじめに:UAのサポート終了

いつサポート終了するの?

2022年3月16日時点の発表によると、無償版の計測終了予定日は2023年7月1日です。

それまではUAでのデータ使用・収集が可能とのこと。

サポート終了後、少なくとも6か月間は計測データを確認することができますが、

その後はデータの閲覧ができなくなります。(具体的な日付は未定)

 

対策はどうすればいいの?

①必要なデータをUAからダウンロード

サポートが終了してしまうと今まで蓄積していたデータを閲覧できなくなってしまいます。

必要なデータはあらかじめダウンロードしておきましょう。

 

②GA4への切り替えを行う

UAとGA4では計測データの移行ができないため、過去のデータと比較を行う場合、早めにGA4に移行しデータを蓄積する必要があります。

また計測方法や取得できるデータもUAとGA4では異なるため、早めに切り替えを行い、必要なデータを取得できるように設定しましょう。

この機会に自社のビジネス目標と計測設定にずれがないかを確認しましょう。

 

計測方法の違い

計測の軸が「セッション」から「イベント」へ、「ページ」から「ユーザー」に

UAでは「セッション:一定期間にウェブサイトを訪問したユーザーが離脱するまでの一連の行動」を指標として「ページ」にフォーカスした計測を行っていましたが、GA4では「イベント:ユーザーのアクション」を指標として「ユーザー」にフォーカスした計測を行っています。

計測指標の変更

計測軸の変更に伴い、「直帰率」、「離脱率」、ディメンションの「ランディングページ」など「ページ」を前提とした指標は廃止となり、セッションの定義も変更になります。

直帰率の廃止

UAでは「直帰率」を「ユーザーニーズを満たすWEBサイトであったか」を測る指標として使用されており、直帰率が高い=WEBサイトのコンテンツに問題があると考えられていました。

しかしこの考え方だと、ユーザーがWEBサイトを数秒だけ表示して離脱した場合でも、10分間じっくり閲覧して離脱した場合でも、コンテンツの満足度にかかわらず一律で「直帰」と扱われていました。

そこでGA4では「直帰」に代わる新たな指標として「エンゲージメントセッション」を使用しています。

WEBサイトの10秒以上の閲覧2つ以上の画面/ページを表示したセッションコンバージョンイベントが発生したセッションの有無でコンテンツの満足度を測ります。

 

コンバージョンの複数計測

UAでは1回の訪問につきコンバージョンは1回までしか計測されませんでした。

一方GA4では自分で設定した目標に対して、1回の訪問で複数回コンバージョンがあった場合は、その回数分計測されるようになりました。

そのため、UAと比較するとGA4はコンバージョンが多く見える傾向があります。

 

ビューからデータストリーム

UAではプロパティはサイト単位で作成し、1つのサイト(プロパティ)で複数のビューを作成していましたが、GA4ではプラットホーム単位の考え方になりました。

1つのプラットホーム(プロパティ)内に、複数の「データストリーム」を作成することによりスマホ・PC・タブレットにおけるユーザー行動を横断的に把握することが可能になりました。

このようにUAとGA4では計測方法が異なるため、並行計測する際には注意が必要です。

 

イベントの違い

UAでは「カテゴリ」「アクション」「ラベル」等の設定をしていましたが、GA4にはこのような概念がなく、「イベント名」とパラメータを使用します。

GA4では、自動的に収集するイベント、推奨イベント、カスタムイベントの3種類があります。自動的に収集されるイベントでは特に設定は必要ありませんが、推奨イベントとカスタムイベントは手動での設定が必要となります。

 

最後に

今回はUAとGA4の違いについてご紹介しました。

計測方法や指標に変更があり運用に慣れるまでに時間がかかりそうですが、

データストリームなどGA4の独自機能もあるので活用していきたいですね。

 

GA4の運用に不安を感じているという方は

私たちJOETSUデジタルコミュニケーションズに広告運用をご依頼頂くことで

・アカウントの開設から

・Google Analyticsの設定、

・GA4の導入

・Googleタグマネージャーの設置・設定

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などトータルサポートいたします。

詳細は下記ページをご確認ください。

https://joetsu-dc.hp.peraichi.com/ga4_support

 

以上岡田でした。


 

岡田(ニックネーム:アボカド)
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