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#169 「YouTube」「YouTubeショート」「TikT...

デジタルメディア情報 2024.04.26

 

こんにちは!

JOETSUデジタルコミュニケーションズの鈴木です。

ついこの前まで桜が満開で見ごろを迎え、過ごしやすい季節になったと思っていましたが、

すでに気温が25度を超え夏日になる日も多くなってきていますね・・・。

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期、日々服装に悩んでいるこの頃です。

 

さて、今回は動画プラットフォームのお話です。

近年、動画はテキストや画像だけでは表現しきれない情報を音声や映像、動きを組み合わせて

表現が出来るリッチコンテンツとして、ビジネスにおいても新たな顧客獲得やブランド認知向上のために活用されています。

 

 

その配信プラットフォームとして良く利用されているのがYouTubeやTikTokです。

 

YouTubeやTikTokが生活の中でどのように使われているかを調べてみました。

 

 

YouTube、TikTok

YouTubeはGoogle社が運営する動画共有サービスです。

ユーザー数は約23億人といわれています。様々なコンテンツを無料で視聴することができます。また2021年から15~60秒の短い動画を投稿できる新たな機能として「YouTubeショート動画」が展開されています。

一方、TikTokは短い動画を作成・共有するプラットフォームであり、特に若年層を中心に人気を集めています。

 

 

YouTubeは「毎日利用」が約40%。TikTokはヘビーユーザーと非利用者に二極化

以下、2023年12月に国内の15歳以上の男女27,519人を対象に実施したYouTube・YouTubeショート・TikTokの利用に関する消費者アンケート結果となります。

参照:https://www.valuesccg.com/news/20240313-7165/

各媒体の利用頻度は、「ほぼ毎日」利用する人の割合はYouTubeで約40%となっている

一方で、YouTubeショートとTikTokはともに「ほぼ毎日」視聴が全体のうち約25%に

限られていることがわかりました。それに対して「全く利用していない」人の割合は、YouTube、YouTubeショート、TikTokの順に大きくなり、TikTokでは約60%の回答者が非利用者という結果でした。TikTokは他の媒体と比べ、毎日利用している人と、全く利用していない人との二極化が進んでいることがうかがえます。

移動中など短時間でも「好きなもの」「気になるもの」の情報を効率良く見つけられるという点で、ショート動画視聴は利用されていると想定できます。

続いて、一日あたりの平均利用時間はどの媒体も、時間が長くなるにつれて利用割合は低くなる傾向にあり、YouTubeショートのみ「1分~30分未満」単体で50%を超えているのが特徴的な結果でした。TikTokを「3時間~4時間未満」利用すると答えた人の割合は約10%で、YouTubeの約2倍、YouTubeショートの約4倍でした。また、3時間以上利用する人においては、TikTokでは20%弱と3媒体の中で最も高くなっており、TikTokのヘビー利用が目立ちました。

上記も「好きなもの」を効率良く情報収集するという点での時間の裏付けになると考えられます。

では、実際にユーザーは各媒体でどのようなジャンルの動画をよく見ているのでしょうか。

 

 

「ゲーム実況」はYouTubeに集中、「ペット・動物系」「料理系」は媒体関係なく人気

YouTubeでは「MV/音楽系」「ゲーム実況」が20%を超えの結果でした。一方じっくり視聴したい需要が予想される「専門知識・経験談系」が、YouTubeショートやTikTokより高いのも特徴的です。

これはBGMとしてや「ながら見」で利用しているユーザーが多いと考えられます。

3媒体で共通しているのは、上位に「ペット・動物系」「料理系」がランクインしていることです。特にTikTokでは、両者がそれぞれ1位、2位を占めています。これらは動画の長さに関わらず、日々の生活シーンで興味・関心がある人気のコンテンツのようです。

 

 

使い分け傾向は、YouTubeは学び、TikTokはトレンドがキーワード

利用ユーザーの各媒体のイメージについて、YouTubeショートとTikTokでは「スキマ時間に見られる」がともに1位に。TikTokでは50%超が「スキマ時間に見られる」と回答しており、ちょっとした空き時間に手軽に楽しめるコンテンツだとうかがえます。

「手持無沙汰なときや、スマホを触っている時にまず開く」もYouTubeショートとTikTokでともに3位と、上位ランクインしています。

一方で、YouTubeでは「スキマ時間に見られる」は13位となっており、代わりに「心の余裕がある時に見る」が約半数で1位となっています。長尺の動画を楽しむためにはまとまった時間と集中力が必要なため、状況やモードによってショート動画と使い分けされている様子がうかがえました。

その他特徴的だったのは、YouTubeで「学び系のコンテンツが充実している」、TikTokで「トレンド情報に強い」がそれぞれ約半数の票を獲得していること。学びたい時はYouTube、トレンドを知りたい時はTikTokというように、用途によってYouTubeとTikTokの使い分けが起きているような傾向がみられました。

 

 

「広告きっかけで商品購入」はいずれの媒体も1割以下

「広告」「プロモーションを含む動画」「プロモーションを含まない動画」それぞれがどれだけ購買に繋がったのかを見てみると、いずれの媒体も商品を購入した割合は1割以下でした。動画視聴では「興味・関心」よりも「認知獲得」という側面が大きいと考えられます。

一方で今回のアンケート結果から「YouTube・YouTubeショート・TikTok」各媒体によって視聴目的ならびに利用方法が特徴的に分かれている点では、自社の商品・サービスを知ってもらいたい人(ターゲット)に合わせて、コンテンツの内容や配信方法を工夫することが重要と考えられます。

 

 

むすびに

いかがでしたでしょうか。

今回は「YouTube・YouTubeショート・TikTok」の利用状況についてまとめてみました。

年代や性別によって動画コンテンツの使い方は異なるかもしれませんが、

全世代において動画がリッチコンテンツになっているのは間違いありません。

JOETSUデジタルコミュニケーションズでは、お客様との対話を通じて、

マーケティングリサーチからコンテンツ動画を含めたコンテンツ制作、広告配信・分析・改善までワンストップでご支援しております。

些細な事でもお気軽にご相談ください。

 


 

鈴木(ニックネーム:ずっぴー)
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