Open

デジタルメディア情報や社員の活動などをご紹介する
「つるまう日記」を毎週発信しています。

  • HOME
  • JDCかわら版
  • #158 Yahoo!ディスプレイネットワークに「広告の有効性」...

#158 Yahoo!ディスプレイネットワークに「広告の有効性」...

デジタルメディア情報 2024.02.28

皆さんこんにちは。

もうすぐ3月ということもあり、少しずつ暖かい日が多くなってきました。

地域によるとは思いますが、関東地方では3月~5月くらいまでは暑すぎず寒すぎずでレジャーなどにちょうどよい季節という印象があります。

2月20日に気象庁が発表した長期予報によると、2024年の3月~5月は暖かい空気に覆われやすいとのことです。

平均気温は、北日本で「ほぼ平年並み」、東日本と西日本で「平年並みか高い」、沖縄・奄美で「高い」と予想されています。

(NHK首都圏ナビ:https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20240221a.html

一方で、私はというと3月は花粉症の症状が最も強く出るため外出は控えめです。

ウェザーニュースによると関東地方ではすでにスギ花粉が本格的に飛散している模様です。

(ウェザーニュース【花粉シーズン】全国の飛散状況 2024年春:https://weathernews.jp/s/topics/201912/230155/

私個人としても少しずつですが花粉の気配を感じている今日この頃。

 

さて本日は、2023年12月から提供が開始されたYahoo!広告の「広告の有効性」についてです。

 

 

Yahoo!広告に新しく追加された「広告の有効性」とは

Yahoo!広告のレスポンシブ検索広告に、2023年12月6日(水)から「広告の有効性」という項目が追加されました。

この機能は、Yahoo!が広告キャンペーンの成果を評価し、設定している広告内容が効果的なパフォーマンスが期待できる状態かどうかを確認できる指標です。

Google広告には以前から同様の機能が備わっており、Yahoo!広告でも近しい内容が確認できるようになりました。

「広告の有効性」を確認できるのはレスポンシブ検索広告のみですのでご注意ください。

 

 

「広告の有効性」の役割とは

「広告の有効性」は、広告の効果を確認し最適化するための指標の一つです。

このデータを活用することで、より効果的な広告戦略を立てるための指標の一つとして捉えることができます。

広告の有効性では、配信している広告1つ1つに対して効果的なパフォーマンスが期待できる設定内容かどうかを以下の4段階で表示します。

 

  •  非常に高い
  •   高い
  •   平均的
  •   低い

 

普段から広告配信に馴染みがない方は、例えば広告レポートに「広告Aのクリック率が1%」と表示されていてもそれがいいのか悪いのか分からない方が多いかと思います。

一方で「広告の有効性」は一目で4段階のいずれかの評価に振り分けられるため誰でも広告を評価しやすいというメリットがあります。

 

 

「広告の有効性」の確認方法

「広告の有効性」はレポートで確認できます。

レポート作成時に広告の有効性の指標(高い・平均的など)でフィルターも可能です。

 

  • 新しい広告管理ツールの場合:レポート・テンプレート作成時の項目から選択します。
  • 従来の広告管理ツールの場合:「広告レポート」を選択し、オプション項目の「広告の有効性」を追加します。

 

参考:Yahoo!広告ヘルプ(https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000048543?language=ja

 

 

「広告の有効性」を上げるには

「広告の有効性」が「平均的」あるいは「低い」場合でも、一律して成果が悪くなるというわけではありません。

一方で、「広告の有効性」が低い場合はYahoo!が推奨しているレスポンシブ検索広告の設定がされていないケースが考えられます。

例えばYahoo!広告の公式ヘルプでは「広告の有効性」を上げる方法を以下のように提示しています。

————————————————————————————————————

広告の有効性を上げるには、以下の項目をお試しください。なお、一般的な改善策であり指標の向上を確約するものではありません。

 

  • できるだけ多くのアセット(タイトル・説明文)を入稿する
  • 独自性の高い内容のアセットを追加する
  • 「表示位置の固定」の設定を解除する
  • キーワードと関連したアセットを追加し関連性を高める

 

参考:Yahoo!広告ヘルプ(https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000048543?language=ja

————————————————————————————————————

上記の設定のいくつかは「広告の有効性」に限らず、Yahoo!広告におけるレスポンシブ検索広告の推奨設定となっています。

レスポンシブ検索広告の推奨設定は以下です。

————————————————————————————————————

レスポンシブ検索広告の推奨設定

 

  1. 1つの広告グループに作成するレスポンシブ検索広告は、1件のみを推奨します。
  2. できるだけ多くのアセットを入稿してください。それにより、効果的に最適化されます。
  3. 最適なタイトルと説明文を表示させるためには学習期間が必要です。
    短期間でレスポンシブ検索広告の配信を停止することは推奨しません。
  4. レスポンシブ検索広告を利用することで、広告グループ全体のインプレッション・クリック・コンバージョンの向上が期待できます。成果は広告グループ全体のパフォーマンスで確認してください。

 

参考:Yahoo!広告ヘルプ(https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044220?language=ja#c03

————————————————————————————————————

 

 

まとめ

Yahoo!広告の新機能「広告の有効性」は、広告運用に慣れていない方にとって有益な機能と言えます。

一方で、「広告の有効性」の評価が高くなったからと言って必ずしも広告の成果が良くなるというものではありません。

あくまでクリック率やコンバージョン率等の指標と同様に、配信している広告が良い状態かどうかを判断するための指標の一つにすぎません。

判断材料としての指標が増えることは熟練の広告運用者にとっては喜ばしいことです。

反対に広告運用に慣れていない場合は「広告の有効性」にだけしか目がいかずなかなか成果が上がらないケースや、見なければいけない指標が増えてしまい混乱してしまうケースも考えられます。

広告成果が上がらない、広告レポートが複雑化して混乱しているなど広告運用でお困りの場合は是非JOETSUデジタルコミュニケーションズにご相談ください。

それでは、また。

 


 

川田(ニックネーム:あっきーさん)
PageTop